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秋鮭漁、平成に入って最悪の不漁!
2017年1月30日
昨年の北海道秋鮭漁の漁獲数が前年比約30%減の2347万尾と、平成4年の2755万尾を下回り平成以降で最低だったことが発表されました。
地域別ではえりも海区や根室海区が前年比35~40%減と特に悪く、当社の工場がある標津でも約30%減という低調な水揚げでシーズンを終えました。
秋鮭漁は、その名の通り例年秋に解禁されますが、昨年はその直前の8月に北海道に接近・上陸した台風や低気圧の影響で、太平洋側を中心に定置網を入れる時期が遅れ、序盤の不漁の一因となった他、漁最盛期の10月上旬の海水温が高かった事も影響しているとみられています。
漁獲量が前年比30%減となった一方、漁獲金額では全道で約500億円となり15%程度の減に留まっており、不漁により浜値が高騰したことが見て取れます。
今年は昨年の不漁を補って余りある豊漁を期待しています。