スタッフブログ
標津港、今期の鮭漁終了
2023年11月27日

11月も終盤、弊社の子会社・(株)北海永徳のある標津では今期の秋鮭漁がほぼ終了しました。漁解禁前の漁獲予想では前年比110%程度と前年に引き続き豊漁が期待されていましたが、結果的には前年比55.5%、1530トン程度の水揚げに留まり、記録的な不漁年となってしまいました。また昨年に引き続き、鮭1尾当たりの平均目回りが漁序盤から3kgを切ってスタートし、終盤には1.9kg程度まで落ち、近年秋鮭の小型化が顕著となっています。
ただし今年の秋鮭漁の特徴として、漁港による優劣の差か大きく、歯舞港では前年比126%、落石港では同110%と前年を上回る水揚げがあり、標津港を含む根室海区全体では前年比74%となっています。
また、秋鮭と混獲されるブリが今年も豊漁でした。もともと南方系の魚で2000年以前には獲れなかったブリが近年は当たり前のように水揚げされるようになっています。
山北イヨボヤまつり開催
2023年11月20日

例年12月の第2土曜日に山北寝屋漁港脇の漁業協同組合山北支所で開催されている塩引鮭の特売「イヨボヤまつり」が、今年は第3土曜日の12月16日に開催される予定です。全国的な鮭の不漁が伝えられるなか、今年は寝屋漁港でも例年のようなまとまった水揚げがなく、同まつりの開催が危ぶまれていましたが、一人当たりの購入数量を制限するなどの対策をしての開催となるようです。
毎年このイベントで塩引鮭を買い求め、自家用としてはもちろん、親戚縁者などへのお歳暮として大量の本数を購入する人も多く、駐車場には県外ナンバーの車も多くみられる人気イベントです。
名産の塩引鮭だけでなく、新巻鮭や各種干物などの販売もあり、お買い上げ金額によって抽選で山北産の海産物がプレゼントされます。いずれもなくなり次第終了となりますのでお早めにお出かけください。
少し早い紅葉とランチを満喫
2023年11月13日

新発田駅にほど近い、1790年代創業の酒蔵・市島酒造の敷地内にある「庭園カフェいちしま」を訪れる機会がありました。歴史ある古民家を活用したカフェで、BGMに静かにジャズが流れる落ち着いた空間で食事や甘味をいただくことができる人気スポットです。
このお店の自慢は何と言ってもガラス越しに広がる日本庭園の絶景です。500坪程の敷地に紅葉やつつじなどの樹木がバランスよく配置され、四季それぞれに訪れる人の目を楽しませてくれます。訪れた日は紅葉にはやや早かったのか色づいた樹木はまだ少なかったですが、それでも美しい景色を楽しみながら、特製のランチやデザートをいただくことができました。
敷地内の売店では日本酒をはじめ、新潟県産の様々なお土産品を買うこともできます。インバウンド客には古き良き日本を楽しめる貴重なスポットになっています。
- 2023.11.13
- 14:18
村上桜ケ丘高校が創立110周年
2023年11月6日

新潟県立村上桜ケ丘高等学校が今年創立110周年を迎え、先月28日、同校体育館で「創立110周年記念式典」を開催しました。同校卒業生を中心に関係者約150人と在校生420人が出席し、今後の更なる発展を願いました。
同校は明治45年に新潟県岩船郡立村上実科高等女学校として創立され、昭和24年に学校名が村上桜ケ丘高等学校に変更されました。昭和から平成にかけ、商業科、林業科、農業科など6つの科を設置する高校として地域産業を支える多くの人材を輩出してきました。平成13年からは総合学科となり現在に至っています。
当日は同総会長の挨拶に始まり、県教育委員会からの祝辞、記念品の贈呈式、生徒代表のことばと続きました。会場を大観荘せなみの湯に移した記念祝賀会には約100人が参加。学校創立当初からの歩みをDVD上映するなど会は盛り上がりを見せていました。
三面川の居繰網(いぐりあみ)漁スタート
2023年10月30日

10月21日から11月30日までの間、市内を流れる三面川で鮭の居繰網漁が行われ、村上は鮭シーズンの最盛期を迎えています。居繰網漁は江戸時代から伝わる鮭の伝統漁法で、現在では全国でも三面川だけに残る珍しい漁法です。鮭の町・村上の秋から初冬にかけての風物詩ともなっています。
居繰網漁は、「小回し舟」という川舟で川の流れに乗って網を操りながら川下に八の字で下り、川を上ってくる鮭が網にかかると双方の漁師が呼吸を合わせて網を上げて鮭を漁獲するというものです。ベテランならではのテクニックと漁師同士の阿吽の呼吸が必要な高度な漁法といえます。
その漁の模様を期間中平日は午前9時(水曜日は休漁)の1回、土日祝日は午前9時と午後1時の計2回見学することができます。300数十年続く伝統的な鮭漁をぜひ見学してみてください。
第24回鮭魂祭(けいこんさい)開催
2023年10月23日

10月16日、西奈彌羽黒神社(せなみはぐろじんじゃ)を会場に、市内料理店の女将などで組織するせなみすみれの会が主催する「第24回鮭魂祭」が執り行われ、村上市副市長をはじめ関係者ら17名が参列しました。三面川に帰ってくる鮭への感謝、そしてこれから本番を迎える鮭漁の安全と豊漁を祈願しました。
宮司による厳かな神事に始まり、せなみすみれの会・会長のあいさつ、村上鮭加工業組合から三面川鮭産漁業協同組合への寄付金の贈呈、最後に三面川鮭産漁業協同組合長が現在の状況、北海道や太平洋側での不漁、昨年の豪雨により今も続く川の濁りや今夏の猛暑の影響について解説しました。
三面川の鮭の一括採捕や伝統漁法の居操網漁(いぐりあみりょう)は10月21日にスタート。鮭直売所も同日オープン予定です。鮭のまち・村上が活気づく季節の到来です。
村上はらこ丼フェスティバル2023開催
2023年10月16日

全国的にはイクラと呼ばれる鮭の卵を村上では「はらこ」と呼び、醤油漬けはもちろん、お正月の雑煮の具材などにも使用し好んで食してきました。その名産はらこ丼を提供する「はらこ丼フェスティバル2023」が今年は10月20日から年末まで開催され、市内の飲食店20店舗で各店自慢のはらこ丼を堪能することができます。
今年は鮭の水揚げが前年の3分の2程度に留まっており、全国的に不漁が伝えられています。当然鮭の価格は高騰し、それに伴いはらこの値段も高止まりしています。
弊社直営の飲食店「和食処・悠流里」も当イベントに参加しており、モンドセレクション金賞受賞のはらこ醤油漬けを使用したはらこ丼を1食1,900円(税込2,090円)で提供中です。できるだけ多くのお客様にご賞味頂こうと昨年から価格は据え置いておりますのでぜひこの機会にご来店ください。
いいねっか村上2023開催
2023年10月10日

村上商工会議所青年部が主催し毎年初秋に開催される「いいねっか村上」が、10月8日市内イヨボヤ会館敷地内で盛大に開催されました。
今年のテーマはズバリ「いわふね米」。米どころ新潟県の中でも有数のブランド米である当地名産のいわふね米を、村上牛や鮭、カレー、中華惣菜、豚汁など市内の飲食店自慢のメニューと合わせて頂けるというイベントで10時から15時の予定で行われましたが、人気のメニューには大行列ができ、開店早々に売り切れとなるなど大盛況となりました。
また当日は様々なステージイベントも行われ、市内の小中高生による楽器の演奏やダンスの発表、体験イベントとしては魚のつかみ取りやバブル相撲大会などが開催されました。コロナが5類に移行され、村上でも様々なイベントが戻ってきました。来年はさらに盛大に開催されることを期待しています。
小岩内地区、避難指示解除
2023年10月4日

昨年8月の新潟県北豪雨災害により続いていた避難指示が10月1日に解除された村上市小岩内集落は、1年2か月ぶりの解除を受け、日常を取り戻す一歩を踏み出します。10月末までに全36世帯のうち、自宅が全半壊した世帯を除く29世帯が応急仮設住宅を出て、自宅に戻る予定です。
村上市は避難指示解除に合わせ、集落に雨量計と地滑りを感知する傾斜計を設置しました。一定の雨量に達すれば、集落役員に通知される仕組みです。また新潟県は小岩内大沢川の砂防ダムの土砂を撤去し、来年秋の完成を目標にダムをかさ上げし、県北豪雨レベルでも対応できるよう強化します。
水害で自宅を取り壊した7世帯は集落を離れる予定です。7棟の跡地は公園の新設を要望する声が上がるなど復興の気運は高まっていますが、若い人が減り高齢化が進む現状で様々な課題も山積しています。
第23回 城下町村上町屋の屏風まつり
2023年9月27日

ようやく厳しい夏の暑さも治まって、村上では初秋のイベント・屏風まつりが9月5日から10月15日までの約1か月間開かれています。
村上大祭などの特別な日に立てられ、訪問客の目を楽しませてきた屏風ですが、今では飾られる機会も減りました。このイベントは、村上市旧町人町で屏風や村上木彫堆朱といった民具などを展示し、無料でお客様にご覧いただくものです。
村上町屋商人(あきんど)会が主催し、平成13年にスタートした当イベントは今年で23回目。普段なかなか入ることのできない村上の町屋内部に入ることができ、各家が大切に伝承してきた屏風をはじめ、貴重な品々を見学することができます。村上の町が、さながら美術館や博物館のようになる1か月間。まち歩きや地域住民とのふれ合いも楽しみながら、豊かな初秋のひと時を過ごしてみませんか。