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流氷着岸
2017年3月21日
3月も中旬を過ぎ、村上は日ごとに暖かくなって来ていますが、当社の北海道工場がある道東では春の訪れはまだまだ先のようです。
ホワイトデーの14日、工場裏の海が一夜にして流氷に埋め尽くされました。
流氷が来ると漁船は漁に出られなくなり、また海水を汲み上げるポンプや配管が氷によって破壊されてしまうなど水産関係者にとって流氷はとても厄介なものです。
しかし、一方で流氷はオホーツクの海に恵みをもたらす重要な役割を果たしています。
流氷には無数のプランクトンが付着しており、春になり海水温が上がって来るとプランクトンは一気に増殖します。そして、それを餌にオキアミや小魚や貝類などが成長し、またそれらを餌に大型の魚類やアザラシなど・・・と食門連鎖か起こっているのです。
オホーツクの豊かな水産資源はこの流氷の存在があってこそ、と感謝したいと思います。