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鮭の稚魚、のびのび飼育へ
2019年3月25日
秋サケは3~5年程度で産卵のため生まれた川に帰って来ることが広く知られていますが、近年は回帰率(放流数に対する来遊数の割合)の低迷が続いています。
これを受け、水産庁では新年度から、ふ化場での飼育密度を減らしてより生命力の強い稚魚を育て、回帰率の変化を調べる実験に取り組む方針です。近年の海水温の変化などにより、放流後の稚魚が生き残りにくくなっている可能性があるためですが、実験で回帰率が向上すれば、実際のふ化放流事業でも低密度での飼育を実施団体に推奨する考えです。
しかし、飼育密度を抑えれば、全道で現状行われている年約10億尾の放流数も縮小するため、仮に回帰率が改善しても、すぐに来遊数の上積みにつながるとは限りません。有識者や漁業者など多方面からの意見に耳を傾け、豊漁が期待できる環境を整えてほしいと思います。