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瀬波大祭
2019年9月9日

村上の初秋の風物詩「瀬波大祭」が9月3日、4日に行われました。瀬波大祭は西奈弥(せなみ)神社の祭礼で、祭神である気比大神が福井県敦賀から海を渡って瀬波海岸に上陸したことが祭りの起源と言われています。いつの時代に始まったのか記録は残っていませんが、瀬波上町に伝わる祭礼車道具箱に享保4(1719)年という記載があるので、300年以上の歴史があると考えられ、7月の村上大祭、10月の岩船大祭と合わせて「村上三大祭」の一つに数えられています。
祭りは4日夜に西奈弥神社に続く上り坂を、提灯を灯した「おしゃぎり」と呼ばれる5台の山車が勢いよく駆け上がる場面がハイライトです。合図とともに太鼓と鐘が打ち鳴らされると、30人ほどの引き手が綱を握りしめ猛ダッシュ。100メートルほどの坂道を一気に駆け上がり、沿道の大勢の観客が熱気あふれる光景に酔いしれていました。