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秋鮭の稚魚展示
2019年12月30日
JR村上駅の待合室に三面川で採れた秋鮭の卵が入った水槽が展示され、一般公開されています。まだ卵の状態ですので動き回ることはありませんが、よく見ると中に小さな黒い点が確認でき、すでに稚魚の目ができ上っていることが分かります。
秋鮭の卵は水温によって孵化までにかかる日数が変わってきますが、一日の平均気温に日数を掛け合わせた数値が480℃に達すると孵化すると言われています。つまり平均気温が6℃なら80日、10℃なら48日で卵は孵化するということです。
孵化までの数値はサケの種類によって異なり、短いサクラマスで450℃、長いベニザケでは710℃となっています。孵化した鮭の稚魚はしばらくの間はお腹についた卵黄だけを養分として成長し、その後エサを食べ始めます。来年春には三面川に放流され、4年後には成魚となって帰って来ることを楽しみにしています。