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北海道でホタテの稚貝放流
2021年4月12日
全国各地の河川で人工孵化によって生まれたサケの稚魚を孵化放流し、約4年後に母川に帰って来るサケを漁獲していることはよく知られていますが、北海道などのホタテの産地では春にホタテの稚貝を放流していることはあまり知られていないのではないでしょうか。
4月に入り、弊社の子会社・(株)北海永徳のある北海道標津町の前浜ではホタテ稚貝の放流が盛んに行われています。放流は今月1日に開始され、漁船3隻で約2週間かけ、直径4~5センチの室蘭産稚貝約1千万粒を海に投じています。その後は、小樽、羅臼産などを地まきし、4月後半からは地元標津産の1億5千万粒を放流する予定となっています。
この作業は5月中旬まで、浜から4キロほど沖にある地まきホタテの漁区で行われています。ホタテは3年前後で標津産ホタテとして出荷できる大きさに成長します。