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北海道秋サケ漁、大不漁の予測
2021年7月12日
今年の北海道の秋サケ来遊予測値が昨年実績比8.5%減の1677万2千尾と発表されました。予測通りとなった場合は平成以降で最低の水揚げ尾数となり、加えて近年の若齢化傾向による平均目廻りの小型化が進めば、漁獲量は重量ベースで4万トン台前半となります。3年連続の5万トン割れが現実味を帯び、秋サケの生産・加工流通は依然として厳しい局面が続きます。
海区別では、日本海のみが前年をわずかに上回る予測ですが、他のオホーツク、根室、えりも以東、えりも以西の4海区ではすべて8〜20%減の来遊予測となっています。
弊社の子会社・(株)北海永徳のある標津町でも秋サケの来遊数は年々減少傾向にあります。同社を設立した平成9年、標津は日本一の秋サケの漁獲量を誇っていましたが、現在は斜里や網走、ウトロなどオホーツクの漁場にその座を譲っています。