スタッフブログ 2014年分
大寒の岩海苔 [鮭・いくらの通販 新潟村上 永徳 鮭乃蔵]
2014年2月1日
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鮭・いくらの通販 新潟村上 永徳 鮭乃蔵の スタッフの『てつ』 です。
2014年の「大寒」は1月20日でしたが、村上市の旧山北町地区では「岩海苔」摘み取りの時季になっています。大寒に摘み取った岩海苔は「香り」「口あたり」「味」が最も良いとされています。岩海苔は荒波にもまれる波打ち際の岩に付着するため、これを摘むためには当然「波打ち際」に行かなくてはいけませんが、この時季は波が落ち着く日が少なく大変危険です。しかし時季が限られているため、波がある程度低くなったら磯場に摘みに出かけるそうです。磯から摘むのも手作業ですが、海水で岩海苔に付いた砂などを洗い流し、水分を切り乾燥させて完成に到るまですべて手作業で、大変手間のかかるものです。確かに安価なものではありますが、作業風景をみると決して高価なものではないように思えてきます。おそらく一般の方が一日取ったとしても一枚分も摘めないでしょう。
お吸い物などに入れるのが、もっとも一般的な食べ方で、少量を千切って入れると、岩海苔特有の磯の香りがひろがります。もう少しで新物がご用意できると思いますので、お楽しみに。
海苔摘み:海苔・海藻類が生えている上に、波に洗われて足元が滑りやすく危険な作業です。
この程度の波なら冬の時季としては低い方です。水平線に粟島が見えます。