昨年から製作が進められてきた、村上大祭で引き回しされる大町区のしゃぎり屋台の車輪が完成し、おしゃぎり会館で市長を招いての完成式が行われました。

大町区では昭和33年から使用し続けてきた車輪が老朽化のため不具合が生じていたことから、10年ほど前から復元新調を目指して準備を進めて来ました。そして今年度、文化庁の「国宝重要文化財等保存整備費補助金」の認定を受けることができ、製作費の半分の助成が決定したことから、大町区では正式に復元新調を行うことを決定しました。また、村上市文化財保護条例も活用し、市からの補助金も得られたことから大町区の製作費用は実質半分以下に抑えることが出来た形です。

新型コロナウイルスにより、2年続けて中止となっている村上大祭ですが、新調された大町区の車輪が今年はお披露目されるのでしょうか。