宮城県の仙台市に行く機会があり、市内中心部のデパ地下に立ち寄って買い物をして来ました。その際見つけたのが宮城県・亘理町名物の「はらこ飯」です。１食680円とリーズナブルな価格で山積みされていました。

村上でも世間一般ではイクラと呼ばれている鮭の卵を「はらこ」と呼び、ご飯にのせて「はらこ丼」などにして食べられています。一方亘理町のはらこ飯は、鮭の身を醤油、砂糖、酒などで煮込み、その煮込んだ汁でご飯を炊きます。そして鮭から取り出した筋子をほぐして醤油漬けにし、炊いたご飯に煮込んだ鮭とはらこをのせて出来上がりです。

はらこ飯は阿武隈川河口の漁師町である亘理町で生まれた郷土料理です。同町は昔から鮭が水揚げされる漁師町として有名で、江戸時代には鮭の地引網量が盛んに行われていました。宮城県を訪れた際には是非名物はらこ飯をご賞味ください。