8月3日、「村上市花火大会in清流あらかわ」が開催され、200発以上の打上げ花火が荒川の河面を鮮やかに照らしました。ちょうど2年前の同日に未曽有の水害に見舞われ、大きな被害を受けた同地域にとっては、完全復旧に向けた地域をあげてのイベントとなりました。

前日の2日夜には前夜祭として坂町駅前通りで恒例の民謡流しが開催され、19団体527名が参加。地元出身の故・村上幸子さんが歌う「あらかわ音頭」に合わせて、思い思いの衣装に身を包んだ参加者が真夏の夜を踊りながら行進しました。

同地域は令和4年8月3日未明に発生した線状降水帯による大雨の影響を受け、山間部では土石流被害、平野部でも床上浸水などの甚大な水害に見舞われました。同地区を走るJR米坂線は線路が壊滅的な被害を受け、未だに復旧の目途が立たない状況が続いています。